HSブログ
久しぶりにウインドラスのお話
お蔭様で、弊社をウインドラス専門と認識頂いている方がチラホラと
いらっしゃるようです(笑)
得意分野の一つです。
しかし、専門と認識頂くのも光栄ですので、そのままの認識で結構です!
さて、ウインドラスのロープorチェーン交換の御依頼を頂きますと、
弊社では同時にウインドラスの各部チェックを行います。
そこで、割と多い症状(ご注意点)の一つをご紹介します。
上下写真の赤矢印
カバーを止めるボルトが、固着または緩んでいる事が割と多くあります。
固着は固着でメンテナンスの際、大変困りますが、緩みが発生している方が
後々面倒な事になる事例があります。
緩んでいるボルトの多くは曲がってしまっている症状が見受けられます。
原因は様々ですが、曲がってしまうと締め込む際、うまく入らないだけでなく、
ボルトの穴(ネジ)を削ってしまい、ボルトが効かなくなる事も。
そうなるとカバーの遊びが増え、ロープ&チェーンを送り出し&巻取り時、
トラブルの原因となる可能性が高くなります。
従いまして、定期的にボルトの確認並びに清掃をオススメ致します。
※この症状は、ウインドラスメーカー問わず。
次に、黄色矢印
これは、①ストリッパーリング②フィンガーと言うパーツになります。
メーカーによって構造や形は違います。
※中にはストリッパーリングの無い製品もあります。
このボルトも緩みや固着、ボルトの変形が見受けられる部分です。
上の赤矢印内容同様に、定期的にメンテナンスする事をオススメします。
上記のように、簡単なメンテナンスを定期的に行う事で、
ウインドラスのトラブル発生率は減少します。
※ボルトを締める際、くれぐれもフルパワーで締め込むのはお止め下さいね!
- 2018.08.08
- 09:38
- HSブログ