HSブログ
ロープ強度測定
未だ、結果が出ていませんが、
ライフワークのような位置付けでしょうか、ロープ開発。
こだわり過ぎなのか、神経質過ぎるのか。。。
しかし、「ここは外せない!」との部分はこだわりたいと思います。
本題
ロープその物の強度は、大きく分けて計算強度と測定強度(機械)です。
ロープメーカーによって、表記される強度がどちらを採用しているかはわかりません。
興味があれば、メーカーさんに聞いて下さい。
測定強度の場合、出来たてほやほやの製品を測る。
または、紫外線や海水に浸けた(時間は様々)後、測定するなど方法はいくつかあります。
とは言え、私の感覚では計算強度と測定強度の差はそれほどでもないと認識しています。
さて、弊社ではロープその物の強度と同時に、スプライス強度も測定します。
スプライス強度まで試験するのは、あまり聞いたことがありません。
ロープ特性に対し、いくつかのスプライス加工方法を試す、または新たな方法で加工し、
どの加工方法がベストマッチかの測定試験をします。
ロープその物とスプライス加工、両方の結果を踏まえ、総合的に判断します。
再三、申し上げておりますが、現段階のベストロープから上のレベルを目指しています。
中々、結果を出せず、製品化できませんが・・・
私の愛読する書の一つの中に、
人間、物に愛着が持てないようでは、暮らしが浅くなる。
玩物喪志という言葉があって、物をいじっているうちに志を失ってしまうことをいう。
しかし、志を失わせるくらいのいい物があるかどうか、というのが問題なんだよ。
とありまして。
志を失わせるくらいは難しいが、それに近い感覚になるような物を作りたい。
と言いつつ、近頃は原点に戻ってみるのも間違いではないような気がしています。
ごきげんよう。
- 2018.09.19
- 13:37
- HSブログ