HSブログ
年々増加傾向?なトンネルでは無いスラスター取付
ブログ、ご無沙汰しております。
お蔭様で、忙しくさせて頂いてはいますが、ブログに載せるとなると過去の内容と
被りたくない気持ちや、諸々の事情で写真等載せる事ができないなど。
と言いながらも今回の内容も過去に触れている内容ですが、改めて書かせて頂きます。
一般的にスラスターは、ハルに穴を開けFRPトンネルを取付ます。
写真のように、トンネル上部にモーター、トンネル内側にドライブレッグ&プロペラとなります。
モーターマウントとドライブレッグでトンネルを挟み込むことになりますが、
トンネルの径と厚みはモデルにより変わります。
今回はこのトンネルの厚みに注目します。
例えば、上写真のスラスター、LEWMAR 140TTモデル。
トンネル径140mmφ、厚み6mmです。
モーターマウント、ドライブレッグ共に140mmφに合う形状になります。
トンネルの厚みは6mmと設定されているので、マウントとレッグの間は6mmで設定されています(若干の前後は許容範囲)。
さて、下の写真をご覧下さい。
近頃、トンネルでは無く、スラスターを艤装する前提で型から作られる事があります。
トンネルを取り付ける工程が無いのは嬉しいところですが、デメリットが2点程。
一例ですが、この写真の内径、横は140mm、縦135mmなんです。
トンネルの場合、径が違うなんて事はありません。
こうなると、プロペラを加工する他手段は無いかと。
次に、船内側(モーター側)ですが、
写真ですと伝わり辛いですが、綺麗なRではない事と表面の凹凸があります。
まずは表面を凹凸無く、綺麗なRに整える必要があります。
次に、上で触れました厚みです。
今回の船は厚みが10mmでした。過去同じような施工の際、厚かったり薄かったりと様々。
6mmで設定されたモデルを取り付けるには、4mm削り同時にRも作る必要があります。
仮に10mm厚のまま取り付けるとなるとボルトが掛からない、逆に薄いとボルトが長い、
となります。
一見、トンネル取付が無い分工程が減る!と思う場面ですが、
そう簡単には取付させてくれません(笑)
以上になりますが、一情報として記しておきます。
- 2021.02.26
- 16:08
- HSブログ