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アンカーロープ
毎年、この時期になるとアンカーロープの繋ぎ依頼が増えます。
今年のハイシーズンに活躍または酷使された為、アンカーチェーンとの繋ぎ目が
悲鳴を上げて切れるのでしょう。
しかし、この時期に依頼されるロープは写真のように大変お疲れのものが多い。
ロープが毛羽立っていると言う事は、本来の強度は保てません。
また、テンションを掛けられた時間が長い為に繊維の撚りが伸びている状況。
これでは、繋ぎ直しても切れてしまう可能性が非常に高いのです。
逆に、ほとんど使っておらず、毛羽立ちもないロープは海水・真水に濡れ、
乾くを繰り返す為こちらも本来の強度を保てません。
ウインドラスで使用する場合、毛羽立ちがあってはジプシーに絡みトラブルの元になります。
毛羽立ちが無くても、硬くなったロープはジプシーが上手く巻き取れずに空回りします。
※ウインドラスとロープは相性があります。
相性の悪いロープを使うと、トラブルの元となります。
シーズンオフの今、アンカーロープの点検をおススメします。
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